集治監(しゅうじかん)

明治初期、府県が管轄する監獄とは別に、内務省直属で運営された。

西南の役直後に、思想犯や重罪犯を集禁するために設置され、厳しい北海道の開拓や三池炭鉱の開発を囚人にさせた。

明治12年に東京と宮城に、明治14年に北海道樺戸、明治16年に福岡県三池に設置された。北海道では樺戸の他、空知・釧路・十勝・網走に設置された。

明治36年3月廃止。

 

関係法令等

  • 明治12年4月 集治監官吏等並職務条例等
  • 明治36年3月勅35号 監獄官制

 

参考文献

  • 矯正協会編『日本近世行刑史稿』
  • 重松一義『図鑑 日本の監獄史』 第三章集治監主導時代の行刑